安田瓦の歴史

安田瓦は天保年間(1830)から生産されたと云い伝えられ、一般商品として生産されたのは弘化4年(1843)からです。

明治に入って国内各地の師団増設、兵舎の増改築が高まり、弘前、旭川師団や新発田兵営の屋根工事を請け負うなど、大量の注文を機に焼成の気運が高まり、安田瓦の真価が広く各地に認められ、官庁、学校等の公共物の需要によって栄えてきました。

また、品質、強度、耐寒性にすぐれ、味わい深い鉄色の瓦は一般住宅・神社・仏閣の屋根を飾るにふさわしく、県内外の名刹に多く用いられてきました。
弥彦神社の勅使館・絵馬殿を始め、新潟市の旧県会議事堂・旧税関や北方博物館、近年では県知事公舎など由緒ある建物の屋根を彩っています。

明治・大正時代は主として家内工場での手作りから遂次機械化し、現在は最新鋭の設備のもとで操業し、トンネル窯の自動化・生産工程の省力化・投資効果をあげ、消費ニーズに即する商品の質の向上と量産によるコストダウンに努め、合理的に生産しています。